この記事では、なぜかWEB試験や科目終末試験に合格できないという方のヒントなってほしいという思いで書いております。私も非常に苦労しております。
原因は、不親切な問題文とその回答方法です。
その不親切な問題文のせいで何度か試験に落ちたのでまとめておこうと思ったわけです。当然、回答のクオリティが低くて試験に不合格という可能性もありますが、そもそも不親切な問題文で何を聞かれているのかわからないから論点のずれた回答をしてしまうのです。
それでは法学の不親切な問題パターンをみていきましょう。
目次
◯◯◯を論じなさい。
この手の問題も非常に不親切です。つまり、以下を書けということです。
1. 論点に関する法令の条文を摘示する(法条がない場合はその旨述べる)。
2. 意義・要件・効果を整理する。
3. 論点に関する学説について言及する。
4. 論点に関する判例について言及する。
このテンプレにあてはめて回答するのです。
だったら最初から問題文で、「◯◯◯についての条文を示した上で意義・要件・効果を整理し、論点に関する学説や判例があれば説明しなさい」としてくれればいいと思いませんか?私は思います。
つまり、法学を学ぶというより、まず問題の答え方を学ぶみたいなわけのわかんないことしないといつまで経っても試験で合格点に達しないというクソみたいな負のスパイラルにハマるわけです。
◯◯◯につき、例示して説明しなさい。
これも不親切ですよね。
まず「〜につき」っていう言葉が馴染みがないw「について」と同義語なんだけど、そのあたりもなんか腹が立ちます。そして、「〜例示して」は、何を例示するんだよwっていう感じです。この問題を初めて出されたときは、ググってもなかなか出てこないし、意味がわかりませんでした。A,B,Cなどを使って説明しろっていうことみたいです。いきなり例示しろって言われても、判例でいいのか、事例でいいのか、さっぱりわかりませんよね。これを初めてみたときは萎えました。
それなら最初から「◯◯◯について、A,B,Cを使い例を示しながら説明しなさい」みたいな感じにしてくれよって思いませんか?私は思います。
法学って本当に不親切で初学者をスタートラインで萎えさせる学問だと思います。
登場人物A,B,Cが出てきて、Aは◯◯◯を請求できますか
いわゆる事例問題です。これも答え方にテンプレがあります。答え方のテンプレを覚えなければなりません。
1.問題提起(今から何を論ずるのか)
2.規範(条文など)
3.結論(あてはめ)
もしくは、
1.大前提(ルール)AならばBである
2.小前提(事実)CはAである
3.結論(あてはめ)CはBである
という三段論法と言われる方法で回答しなければなりません。これも知らないと答えられないと思います。
まとめ
・法学は初学者を萎えさせる学問である
・法学を学び始める前に、答え方のテンプレ学べ
・難解な日本語に注意せよ
どの学問も同じようなものかもしれませんが、法学は癖がつよく、初学者殺しの学問だなぁと強く思いました。