登山用品店のスタッフにアドバイスをもらって登山靴を買ったものの足が痛くなって履けなくなってしまったという経験ありませんか?私もそうでした。
この記事を読んでいただければ、登山靴選びのヒントになることは間違いありません。
目次
この記事の結論
・ショップ店員の言うことは基本的には疑うこと
・各ショップの「推しシューズ」に惑わされるな
・メーカーやデザインにこだわると成功率は下がる
・基本に忠実に。まずは靴下履いてサイズ測って+1cmから試す。
スタッフの言うことは疑え
登山ショップの店員に限らず、スタッフは結構いい加減なことを言ってきます。
たとえば、私は登山を本格的に始めたいという相談をして、おすすめされた靴が「KEENのターギー」だったり、他のショップでは「スポルティバのトランゴタワー」でした。そして、買わされて失敗しました。
キーンはお遊び用のキャンプやアウトドア用だし、スポルティバのトランゴタワーはアイゼンをつけるためのコバ付きの登山靴でヨーロッパの夏の雪渓を歩くような靴です。日本のシーズン中の一般登山道では使わないようなオーバースペックの一品です。このような商品を平気で薦めてくるのが登山ショップの店員です。
ちなみにキーンを薦められたのはSWENでトランゴタワーを薦められたのは好日山荘です笑
買いに行く前の予備知識も必要ですが、ショップではくれぐれも気をつけてください。
各ショップの推しに惑わされるな
各ショップには推しブランドや在庫状況による強化販売アイテムがあります。
たとえば、石井スポーツにいけばAKUを推されるし、好日山荘にいけば単価の高いモノや必要のない改造インソールなどをおすすめされます。これは、私たちの登山靴選びには不本意です。売る側のポジショントークに付き合う必要はありません。
それに比べて、モンベルやカモシカスポーツ、BC穂高などはとても安心できる印象です。
モンベルは取り扱い商品がほぼモンベルなのでスタッフのポジショントークがなく、特に自社製品を愛用しているスタッフしかいないので体験談に基づくアドバイスがもらえます。しかも、接客を受けた印象では登山靴のフィッティングもかなり社内でマニュアル化されており、モンベルとアゾロしか選択肢はないもののかなり失敗しづらい気がします。
またカモシカスポーツではかなり平等な目線で登山靴を選んでくれる印象です。バックカントリー穂高はローバーしか取り扱っていませんが、フィッティングに2時間ぐらいかけてくれるので失敗はとても少ないです。
好きなデザインやメーカーもこだわりすぎると失敗する
私も基本的にはデザインで登山靴を選びます。当然ながらダサいと思う靴を買う必要はありません。しかし、同時にデザインが良いけど、何となく足に合わないような気がするという商品も選んではいけません。
あまりにも素敵なデザインの登山靴に出会うと、そんなに良くないのに買おうとしてしまう可能性があります。いわゆる偏見です。そんなときは即決せず、まずは落ち着いてお店を出て、違うお店にも出向いてみてください。
そうすれば、落ち着いた判断ができるはず。
基本に忠実に
モンベルではフィッティングの際に靴下を履いて計測したサイズの+1cmを持ってきてくれます。この基本は思いのほか大切です。
画像引用:初心者のための登山とキャンプ
+1cmで幅が合わないように感じたら、他の登山靴を履いてみてください。靴のフィッティングは基本的には長さと幅で合わせていきますが、どちらかに合わせるとどちらかに綻びが出ます。
なので、長さと幅がマッチする登山靴をさがすことが登山靴選びの最も大切なポイントです。
まとめ
いかがでしょうか?
スタッフの言葉を鵜呑みにせず、複数店のお店をかならず回って試着してください。
その上でメーカーやデザインにこだわりすぎることなく、基本に忠実に+1cmで長さと幅が合う靴をさがしてみてください。
そうすればかならず登山靴選びの成功率はあがります。