iPhoneの共有アルバムは、友人との旅行や登山の写真を気軽にまとめられる便利な機能。しかし、iOS 27では共有アルバムが刷新され、写真をフル解像度で共有できるようになった一方、新方式で追加する写真や動画はアルバム所有者のiCloudストレージを使うようになりました。
そこで浮かんだのが、「iOS 26のうちに旧方式の共有アルバムを作り置きしておけば、今後も容量を節約できるのでは?」というアイデアです。これは本当に使えるのか。Apple公式の仕様を確認し、メリット・具体的な方法・落とし穴を整理しました。
先に結論:Appleは、旧バージョンで作った共有アルバムは新方式にアップグレードしない限りそのまま残ると案内しています。したがって、将来用に旧方式のアルバムを事前作成するという発想には根拠があります。ただし「空のアルバムを大量作成できるか」「いつまで旧方式を使えるか」は未確認。無条件におすすめできる裏技ではありません。
iOS 27で「共有アルバム」は何が変わった?
AppleはiOS 27、iPadOS 27、macOS 27から、共有アルバムのフル解像度対応や共同管理機能などを案内しています。新方式では、新しく追加した写真・動画が所有者のiCloud容量に計上されます。友人がアップロードした写真も所有者側の負担です。Apple公式:共有アルバムをアップグレードする
| 比較 | iOS 26以前の旧方式 | iOS 27の新方式 |
|---|---|---|
| 共有アルバムのiCloud容量 | カウントされない | 所有者の容量を使う |
| 写真の解像度 | 長辺最大2,048px(パノラマは例外) | 元のフォーマット・フル解像度 |
| 動画 | 最長15分、最大720p | 元の画質に対応 |
| 枚数制限 | 1アルバム最大5,000件 | ストレージの範囲内で原則上限なし |
| おすすめ用途 | 容量を抑えた思い出の共有 | 高画質な長期共有 |
旧方式の制限についてはApple公式:共有アルバムの制限を参照。なお、もともと写真ライブラリに保存している元写真は、その保存先のストレージを別途使用します。「旧共有アルバムが無料」でも、端末やiCloud上の原本まで無料になるわけではありません。
裏技の核心:iOS 26で作った共有アルバムは残る
Appleのアップグレード案内には、以前のソフトウェアで作った共有アルバムはそのままで、必要なら新機能へアップグレードできると説明されています。また、アップグレード後であっても、アップグレード前に入っていた写真や動画は容量に算入されず、新しく追加する分から所有者の容量に算入されます。
つまりiOS 26時点で作成した共有アルバムをアップグレードせずに維持するのがポイントです。OSを27に更新しただけで、既存のアルバムが自動的に新方式へ切り替わるという説明ではありません。
ただし、これは2026年10月18日時点の公式仕様に基づく判断。今後のOSやサーバー側の仕様変更まで保証するものではありません。大量に作っておけば何年後でも使える、という「永久権」を得るわけではありません。
使い方のアイデア:次の登山分を先に作っておく
例えば毎回同じ友人1人と登山し、そのたびにアルバムを1つ作る場合。写真を整理するための「登山001」「登山002」などの仮名で、先に共有アルバムを用意しておく案が考えられます。実際の山行後、「2026.11 御在所岳」などに名前を変えて使う想定です。
| 作り置き候補 | 月1回の山行なら | 月2回なら |
|---|---|---|
| 12個 | 約1年 | 約半年 |
| 24個 | 約2年 | 約1年 |
| 36個 | 約3年 | 約1年半 |
Appleは旧方式で、1人の所有者が共有できるアルバム数を最大200としています。ただし上限200は「200個の作り置きが保証される」という意味ではありません。大量作成がしやすいか、作成時の参加者指定が省略できるかは別問題です。筆者の実機で36個の作成やOS更新後の利用を検証したわけではありません。
iOS 26で作成する手順と、試しておくこと
- iPhoneの「写真」アプリを開き、「コレクション」→「共有アルバム」へ進む。
- 「+」ボタンから新しい共有アルバムを作成する。
- 名前を付け、画面の指示に従って写真と共有先を選ぶ。
- まず1個だけ作成し、共同投稿できるか、アルバム名を後から変更できるか確認する。
- 問題なければ必要な数だけ作成。OS更新後も「共有アルバムをアップグレード」は実行しない。
注意:Apple公式のiOS 26向け作成手順には、写真の選択と参加者の指定が含まれています。Apple公式:共有アルバムを使う方法。そのため、完全に空のアルバムを招待なしで36個一括作成できる、と本記事では断定しません。まず1件で動作確認するのが安全です。友人には招待通知が届く可能性があるので、大量に作る前に一言伝えておきましょう。
「公開Webサイト」を有効にするとリンクを知る人が閲覧できる状態になります。友人1人との非公開共有が目的なら、安易にオンにしないことも大切です。
この裏技には大きな弱点もある
1. 写真・動画の画質が落ちる
旧方式は写真の長辺が最大2,048px、動画は最大720pに縮小されます。遠くの稜線や山頂の景色を拡大して見たい、あとから印刷したい場合には元データが必要です。Appleも元の解像度のコピーを別に保存するよう案内しています。共有アルバムだけをバックアップ先にするのはおすすめできません。
2. 新方式へアップグレードしたら元には戻せるとは限らない
誤って新方式にした場合の復元案内はありますが、旧アルバムのコピーは6か月間の保管です。操作に頼り切るのではなく、基本的にはアップグレードしない運用が前提となります。アップグレードすると新しく追加する写真・動画から所有者の容量を使います。
3. 将来の継続は保証されていない
旧方式が今後も何年間維持されるのか、Appleは保証していません。また、作り置いた未使用アルバムの扱いが将来変わる可能性も否定できません。セキュリティ更新を避けてまで旧OSに留まることもおすすめしません。
結局、何個作っておくのがいい?
筆者が検討したのは24〜36個程度。ただし、最初から36個作るより、まず1〜2個で作成条件と通知を確認し、必要に応じて12〜24個に増やす方が現実的だと思います。たくさん作れば得というものでもなく、名前や参加者の管理が煩雑になるからです。
一方、風景写真を元画質で何年も共有することが優先なら、Google フォトやiOS 27の新方式も候補。無料容量を守ることと、画質を守ることは両立しにくいため、用途に合わせて使い分けたいところです。
まとめ:作り置きは「使えそうな裏技」。でも永久保証ではない
- iOS 26以前に作成した旧共有アルバムは、iOS 27へ更新しても自動的には新方式にならない。
- 旧方式の共有アルバム内の写真は、iCloud容量の使用量にカウントされない。
- 将来用アルバムの作り置きには一定の合理性があるが、空の大量作成や将来の継続は未検証。
- 画像は圧縮されるため、原画質のバックアップは別途必要。
iOSの更新をためらう前に、まずは旧共有アルバムの仕組みを確認してみる。小さな工夫で、写真共有の選択肢を増やせるかもしれません。
参考情報・出典
- Apple サポート:共有アルバムをアップグレードする(確認日:2026-10-18)
- Apple サポート:共有アルバムの制限(確認日:2026-10-18)
- Apple サポート:iPhoneなどで共有アルバムを使う方法(確認日:2026-10-18)
- Apple サポート:共有アルバムから写真を保存する方法(確認日:2026-10-18)

















