体験談

自衛隊に興味がある人に送る3つの本音

2017 08 12 18 22 10

何故、元自衛官の僕がこの記事を書こうと思ったのか。それは、「自衛隊の実情を暴露したいから」に尽きる。暴露というと、この記事で自衛隊の悪口を言うように思えたかもしれないが、決してそんなことはない。
良いところも悪いところもすべて書こうと思う。

・これから自衛隊入隊を考えている人
・自衛隊って一体どんな組織なんだと疑問に思ってる人
・BL大好きな腐女子

これらすべての人のために僕は書く。ただし守秘義務があるため、武器の分解図などは話すことができない。それは理解してほしい。

私が自衛隊にいた時期は6年ほど前だ。入隊して良かったことも悪かったこと色々ある。
その体験談を踏まえた上で、これから自衛隊に入隊する人への手助けになったら良いと思う。また、自衛隊という組織が一体どんなものなのか知らない人に知ってもらう機会になれば幸いだ。



目次

自衛隊入隊を考えている人へ

これから自衛隊を考えている人がいるなら是非一度は入隊をおすすめしたい。というのも、人生では必ずプラスの経験になるからだ。一生やっていくかどうかは入隊してから考えればいい。

組織の完成形が体験できる

僕が入隊してよかったと思う一番の理由はこれだ。
一般企業で努めている人なら大抵は属している「組織」。きっと理由のわからないホウレンソウなどくだらないことをやっている会社が多いから、悩んでいる人も多いだろう。
しかし、僕は悩まない。なぜなら、完成された組織を知っているからだ。完全体を知っている上で組織に属するのは、それを知っていないのと比べて天と地の差が出る。指揮系統の本質を見極めることができればビジネスをする上ではプラスに働くに違いない。

再就職が簡単にできる

自衛隊では採用区分がいくつかある。どの区分で入隊し、退職することになっても再就職支援の恩恵がある。これは防衛省がパソナキャリアカンパニーやライトマネジメントなどの就職支援企業と提携をしているからだ。しかもその企業にはトヨタ自動車や近鉄など優良企業も多い。僕もこれを利用させてもらった。

精神面が鍛えられる

控えめに言っても自衛隊での生活は辛かった。
まず快適なネット環境がない時点でアウトだ。そして、同期との共同生活など協調性のない僕には地獄だった。あとは訓練もそうだ。しかし、世間で言われているほど厳しくはないだろう。数え切れない自衛官が乗り越えてきている計算された訓練なので誰でもクリアできるようになっている。ただし、レンジャー過程など特殊な過程に進みたい人は別だと思ってほしい。
というように、自衛隊を退職したあとでも理不尽なことをスルーする能力だとか、見せかけの協調性だとか、意外と役に立つスキルは多い。

試験のレベルは?

自衛隊に入隊するには、少年工科学校や防衛大学、防衛医科大学なども代表的だがほとんどの人は別の方法で入隊する。

・任期制自衛官候補生
・一般陸曹候補生
・一般幹部候補生

これらがほとんどの人が入隊する区分だろう。それぞれ中学卒業レベル、高校卒業レベル、大学卒業レベルの試験内容になっている。偏差値50の人が試験を受けるとすれば、上2つは勉強しなくてもいける。しかし一般幹部候補生は少し勉強が必要だろう。大卒向けの地方公務員と同等ぐらいだと思う。面接は適当でも大丈夫だ。

結論

人生で一度は自衛隊を体験しておくことは意外と悪くない

自衛隊って一体どんな組織なの?

上でも散々述べたが一言で言うと「完成された組織」。完全な指揮系統やホウレンソウの仕組みがある。それに加えて、銀行の役割をもっている会計隊や警察の権限を持つ警備隊、車検など整備を担う整備隊などがある。これは仮に一国が滅んでも組織として運営できるように作られているからだ。

大人幼稚園

命令がないと動けない大人たちが量産されるので、通称大人幼稚園なのだ。それ故か普通に考えてわかるレベルのことも1から10まで説明がある。どんなヤツでも出来るようになっているのだ。

人権のある刑務所

外出するにも上官数人の決済が必要で、ちょっと悪いことをすると「外出禁止」なんていうくだらないことが普通にある。許可がなければ駐屯地から出ることもできないのだ。これに人権があるというには今更ながら少々疑問に思えてきたが。

プライベートがない

共同生活を基本としているのでプライベートが全くないのが難点だ。それ故か、自衛隊内の夫婦隊員も多い。不倫や自殺も多いが・・・。それはまたの機会に書くとしよう。

ぶっちゃけおすすめ順は空自>海自>陸自だ

BLは存在したのか?

彼らが正体を表すのは稀。それっぽい人たちは何人かいたが、確証を得ることができなかった。
実はBLよりも百合率のほうが高いのだ。体育会系の組織だからこそ「かっこいい女子」が量産されてしまうのだ。その女子たちが共同生活をしていれば恋が生まれてしまうのは仕方ないだろう。逆に「かわいい男子」はそんなにいないので後天的にBLが生まれる可能性は低い。百合はこのような理由から後天的にも普通に生まれるのだ。

BLより百合率が高い

あとがき

いかがだったでしょうか?
自衛隊体験談のプロローグをお話させてもらいました。また、本編も執筆していきたいと思います。
本音で聞きたいこととかあればコメントなどをいただけたらうれしいですね。

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