目次
組織の属する全ての人におすすめしたい一冊
結論から言うと、本書はたった一度の人生を謳歌するためのバイブルだ。
私達のほとんどは、アホと戦うことによって限られた人生という時間を浪費してしまっている。アホと戦っても何も生み出さない。そんなことに時間やエネルギーを使うのをやめてしまい、私がより輝かしい人生を送るための一冊だ。
朝日新聞出版 (2014-07-08)
売り上げランキング: 124
著者の紹介
著者である田村耕太郎氏は、内閣府大臣政務官や参議院国土交通委員長などを歴任。その他、日本国内外問わず様々な研究所や大学、機関に属する。
このようなすごい人が書く本が我々凡人に理解ができるのかと疑問に思うかもしれない。しかし、誰でも理解できるように非常にわかりやすく全てが書かれている。さらに、日本で一番人間関係が複雑であろう政界出身者の語る”アホと戦わない技術”は説得力のあるものだ。
人間として最も大事なことを学ぶ
本書ではアホと戦わずして人間関係を円滑にする技術だけでなく、人間として最も大事なことが学べる。
本書に書かれていることは、私達が生きていれば、いずれ気づくかもしれない。しかし、本書を読むことによって、その気づきが数十年単位で短縮することができるだろう。
たとえば、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」というような人生の教訓がいたるところに出てくる。
成功している人ほど腰が低く、戦略的で頭がよいということを示している。権力を握るアホもある意味戦略的で、人を選んで腰を低くしている場合が多い。その反動からか、特定の人間に憂さ晴らしできつく当たったり、人によって態度を変え過ぎたりすると著者は言う。
ビジネスマンの疑問への明確な答え
会社という組織にいる限り必ず疑問に思う点にも明確な答えが示されている。
・とにかく会議を開きたがる上司 → こまめに情報を入れておくこと。
・会社での飲み会は大切にすべきか? → 一般論では無駄。やりたいことがあるなら利用せよ。
・他人からのアドバイス → 鵜呑みにせず、自分の状況に合わせて再検討せよ。
というように、ほんの一部を取り上げたが、すぐにでも実践できる目からウロコな内容ばかりだ。
全ての人に読んでほしい
私自身、この本に5年前に出会えていたら今よりも10年先の自分になれていたに違いない。読者の成長を確実に数十年単位で短縮させてくれる名著だ。
ぜひ一読してみてほしい。
朝日新聞出版 (2014-07-08)
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(参考書籍)